就労指導に従わないと本当に廃止される?

就労指導は絶対に従わないとだめですか?
定期的にハローワークに行って適当に報告すれば廃止されることはないというのは知っていますが、正直なところそれもしたくありません。結局働かないと心に決めているのにやってるふりをするのはどちらにとっても良くないと思います。
求職しているフリすらもやめてしまうと、生活保護は廃止されてしまいますか?

就労指導に従わなかった場合、保護を廃止される可能性は常にあります。
なぜなら法律でそう定められているからです。

保護の実施機関は、被保護者が前二項の規定による義務に違反したときは、保護の変更、停止又は廃止をすることができる。

しかし現実問題として、生活保護の停止・廃止は、収入が増加したときしか起こりません。生活保護は生存権のセーフティネットであるため、「収入がない」という状態が続く限り何があっても受給することができます。

実施機関は廃止できるにはできますが廃止されたその日に生活保護を再申請すれば、収入がない限り受給が決定されるでしょう。生活保護の受給開始日は申請日なので、保護費が支給されない空白期間も実質生まれません。
…ということを実施機関も理解しているので、廃止に踏み切ることはないでしょう。収入がない限り。

よって結論としては、就労指導は従わない旨を伝えて無視することができます。